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観光資源型AI Travel Agency/Monthly Pitch! スタートアップの扉
観光資源型AI Travel Agency/Monthly Pitch! スタートアップの扉

株式会社Hinotori 大﨑 庸平 さん
サービス概要:
旅館運営応援メディアを運営しながらAI Travel Agencyを開発するのはHinotoriです。同社は福島の会津や新潟の越後湯沢、福岡のうきはなどのDMOや観光協会とも連携しながら、現在プロダクトを開発中。日本における分散型観光の実現を目指します。
Hinotoriが開発するTravel Agencyでは、単なる旅行手配に留まらず、宿泊施設やオプションツアーの予約、送迎対応、ベジタリアン対応を含めた食事対応など、外国語が必要な領域にもバーティカルに対応予定です。門限や細かなルールなども、旅館ごとにチャットでサポートしていきます。
ターゲットとしては台湾人や香港人の短期多訪日型の日本観光リピーターを想定。ビジネスホテルではなく日本文化を体験したい層へ訴求していきます。
Monthly Pitch編集部はココに注目:
和歌山県の世界遺産で宿を2つ立ち上げた経験があるというHinotori代表の大﨑さん。日本の地方旅館サービスの素晴らしさを知ると同時に、コロナ禍では22軒の廃業を目の当たりにしました。こういった状況を救いたいと考え起業したのがHinotoriです。
Hinotori社が取り組む観光課題の解決の方向性は2つ。「場所の平準化」と「時間の平準化」です。前者はオーバーツーリズムを起こしている観光地からそうでない地域への送客、後者はゴールデンウィークや夏休みといった繁忙期からそうでない時期への送客です。また地域旅館は英語対応も課題。こういった状況を同社は、カスタマサポートが付いたAI Travel Agencyで解決していきます。
またHinotori社のサービスは、宿泊者だけでも宿泊施設のメリットもあるように設計予定です。ノーショーや盗難・物損に対する保証やアフターケアを充実させていきます。