サイバーエージェント・ベンチャーズ、シード投資枠Seed Generator Fundよりファッション業界におけるユーザーと店舗のマッチングを提供するプラットフォーム「STYLER」を開発・運営するスタイラー株式会社へ出資
株式会社サイバーエージェント(本社: 東京都渋谷区、代表取締役社長: 藤田 晋、東証一部上場: 証券コード4751)の連結子会社で、投資育成事業・ベンチャーキャピタル事業を展開する株式会社サイバーエージェント・ベンチャーズ(本社: 東京都新宿区、代表取締役社長: 田島 聡一)は、スタイラー株式会社(以下スタイラー、本社: 東京都渋谷区、代表取締役社長: 小関 翼)に出資をいたしました。
「STYLER」は、ファッションアイテムを購入したいユーザーと、アイテムを販売している店舗をマッチングさせるファッションアプリで、今夏の正式サービスリリースを予定しています。
ユーザーがSNSのような感覚で、服を購入する際の自分でも表現しにくい抽象的なニーズについて店舗に相談できる場を提供します。例えば、ユーザーが「春先に着られるネイビーのジャケットが欲しい」、「オフィスで利用するサンダルが欲しい」などとを投稿すると、それに対して、店舗は自社の持つアイテムの情報を返信することができます。ユーザーはポストについた提案を見て、欲しいアイテムが見つかった場合は、クローズドな空間でショップとメッセージを交換し、実店舗、またはECサイトでその商品を購入することが可能です。
【STYLERの仕組み】
【サービス提供背景】
1)活況なEC市場に対し、ファッションの購入率は7.8%にとどまる
国内のEC市場は、2013年11.2兆円、2020年には20兆円にも達すると予測され、さらなる急成長が期待されています。一方、ファッション業界においてはECでの取引はまだまだ普及しきっておらず、購入率7.8%と他のアイテムに比べて低い状況です。ファッションアイテムに関しては、「商品を直接見てから(着てから)購入したい」、「第三者の意見を参考にしながら意思決定をしたい」といった失敗を避けたいユーザーニーズが強く影響しています。
※スタイラー社のアンケート調査ではオンラインでファッションアイテムを購入したことがないユーザーが70%存在
(対象:日常的に必要なものをECで購入している首都圏20~30代の男性)
2)店舗・セール依存から抜け出せないアパレル店舗の集客
ユーザーの判断において「実際に体験する」ことが重要なファッション業界ではメディア環境の変化が進む現在も、集客は店舗の立地やセールに依存する状況が続いています。購入したユーザーに対してのコミュニケーションについても、メールマガジンやDMといった伝統的な手法が中心となり、店舗からユーザーへのアプローチが可能になる新たな集客手法が求められています。
3)オンラインの「体験」を『集客』に結びつける
スタイラーは、今回の資金調達で、ユーザーとアパレル店舗をマッチングするスマートフォン用アプリケーションのオープンβテストの実施やCRM管理機能の開発をし、ファッション市場のIT化、市場拡大に努めて参ります。
サイバーエージェント・ベンチャーズは、日本国内の投資活動において、スタートアップベンチャー企業への投資活動を最重要方針として取り組んでおり、本投資は2014年12月に開始したシード期のスタートアップベンチャー企業への投資に特化した投資枠「Seed Generator Fund(シード・ジェネレーター・ファンド)」からの8件目の投資となります。
■STYLERについて
名称 : STYLER(スタイラー)
URL : http://stylermag.link
特徴 :「つながりでファッションを楽しくする」をコンセプトに、新しい形でショップとユーザーをつなげるスマートフォンアプリ「STYLER」を開発・運営。
■出資先 会社概要
社名 : スタイラー株式会社
URL : http://stylermag.link
所在地 : 東京都渋谷区神宮前
設立 : 2015年3月4日
代表者 : 代表取締役社長 小関 翼
■弊社について
社名 : 株式会社サイバーエージェント・ベンチャーズ
URL : http://www.cyberagentventures.com/
所在地 : 東京都新宿区西新宿2丁目6番1号
設立 : 2006年4月3日
資本金 : 1億円
代表者 : 代表取締役社長 田島 聡一
事業内容 : 投資育成事業・ベンチャーキャピタル事業
■本リリースに関するお問い合わせ先
株式会社サイバーエージェント・ベンチャーズ 取締役 近藤 裕文
(E-mail) cav_public@ext.cyberagent.co.jp
(TEL) 03-5909-5536