2023.03.09 Monthly Pitch

フリーランス向け、複数案件を最適に回せるスケジュールを提案する「Qocolor」

Color in Life 代表取締役 ストット玲奈

サービス概要:Qocolor(クォカラー)」はユーザーに合わせて複数案件の最適なスケジュールを提案するプロジェクトマネジメントツールです。Qocolorを使うことで、ワークライフバランスを保ちながらマネジメントできる案件の数を増やせます。

Qocolorの特徴は、単純なテンプレート利用ではなく、アルゴリズムによるユーザーごとのスケジューリング。既存の案件管理ツールがチームでの利用を想定しているのに対し、Qocolorは自らの案件管理をするツールとなっています。

Monthly Pitch編集部はココに注目:近年、世界中でフリーランスが増えています。アメリカではZ世代の46%がフリーランスになっているとも言われ、Qocolorを開発するColor in Lifeのストット玲奈さんも、Z世代でフリーランスを経験した1人です。しかしながら、仕事の経験もなくいきなり案件管理をするのは非常に大変。この課題を解決するためQocolorは生まれました。

Qocolorの使い方は簡単です。月の平均案件数や1日あたりの稼働時間目標などを入力し、新しい案件が入ってきた際に納期や案件の種類、進行中の案件の忙しさ等を入力すれば、ユーザーの稼働時間に合わせて調整された新しい案件の納期スケジュールが出てきます。

「これから人は、自分の時間の使い方に今まで以上に責任を持って生きるようになります。そんな時代において、Qocolorはユーザーを最もよく知るパーソナルAIとして、仕事だけではなく、ライフスタイルすべてにおいて孤独や不安を解消する心強いメンターのような存在になって、自己成長をサポートする存在になっていきたいと」とストット玲奈さんは意気込みます。

詳細:AIサービスが増えたことで、フリーランスがこなす細々としたタスク——例えば、メールの送受、議事録の作成のための書き起こし、書類の要約作成など——を効率化するツールについては、スタートアップなどから出揃ってきた感がある。しかし、これらの作業を包括して、フリーランスの時間や業務全体をマネージメントするサービスは世界的に見てもまだ多くない。個人で完結させることが多いフリーランスの業務は、DX によって改善できる伸びしろが画一的ではなく、顕在化しにくいことも背景にあるだろう。

クラウドソーシング大手Upworkが行った調査によると、2022年のアメリカのフリーランス人口は約6,000万人で、全労働者人口の39%を占めた。世界で最もフリーランス市場が大きいアメリカでは、いずれもフリーランス特化ではないが、欧米のフリーランサーがよく使うプロジェクトマネジメントツールとして、DCM Ventures や Bain Capital が支援する Wrike が累積で2,600万米ドルを調達、また、Tiger Global などが支援する ClickUp は累積で5.4億米ドルを調達しユニコーン入りした。

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