ChatGPTで財務分析も可能に、請求書受領サービス「ジュリオ」
Monthly Pitch! スタートアップの扉 / ジュリオの姥貝賢次さん
サービス概要:ジュリオは請求書受領のためのサービスです。請求書の受領をデジタル化することで、インボイス制度・電子帳簿保存法への対応、そしてその先の企業のDX市場を狙います。
ジュリオは、紙、メール、ウェブダウンロード版等、企業が受け取ったあらゆる形式の請求書をオペレーターがPDF化してアップロードし、データ化するサービスです。請求書を受け取った時点で必要な情報は全てクラウドに入力されており、社内の回覧やインボイス番号の照会も自動で行える仕組みになっています。現在は請求書の受領周辺の業務がメインですが、最終的には支払い業務まで一気通貫で企業をサポートできるように、現在開発を進めているそうです。
またジュリオでは溜めたデータを解析分析する為に「財務GPT」というプロダクトも同時に開発。こちらは財務分析の業務効率化を狙う機能となっています。
Monthly Pitch編集部はココに注目:2023年10月からインボイス制度が、2024年からは電子帳簿保存法(電帳法)が始まるため、企業は現在その対応に追われていますが、その対応の一翼を担うのがジュリオです。すでに導入された某社会福祉法人では月100時間分の業務効率化を達成しています。インボイス制度等は日本全国の約400万社が影響を受けることに加え、企業にはその先のDXも必要です。ジュリオ社はインボイス制度を皮切りに、企業のDX市場攻略を狙います。
またジュリオ社は財務分析のためのサービス「財務GPT」を現在開発中。ChatGPTではできない表での入力を可能にしたり、セキュリティを高めることで企業がGPTを利用できるようにし、財務分析の効率化を狙います。ファンドや銀行、税理士等が「分析レポートの作成等に使いたい」と、既に興味を示しているそうです。
ジュリオ代表の姥貝(ウバガイ)さんは、エンジニア・公認会計士・公認システム監査人・公認不正検査士といった経歴をもっていることも注目ポイント。これまで培ってきた知見を、ジュリオの開発に活かします。
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