AIの力でAIを作る「FastLabel」が急成長する理由
Monthly Pitch! スタートアップの扉 / FastLabel 上田英介さん
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サービス概要:迅速かつ高品質なAIアノテーションサービスを提供するFastLabel。FastLabelにデータをアップロードすると、自動で画像を解析しAIの教師データを作成してくれます。同社で提供しているディープラーニングやジェネレーティブAIを活用することで、自動でラベリング作業を行ったり、データを生成することも可能です。アノテーション作業には非常に時間や費用がかかりますが、FastLabelを使えば教師データの作成コストを7割程削減できるだけでなく、PDCAサイクルの改善、AI精度向上も見込めます。
Monthly Pitch編集部はココに注目:AI開発には、教師データ作成とアルゴリズム作成という、大きく2つのプロセスがあります。一見、アルゴリズムの方が重要に感じますが、実は教師データ作成はAI開発における工数全体の9割を占めており、こちらも併せて重要性が高いのです。教師データを効率的に作成することは、結果的にAI開発の質を高めることにも繋がります。
では現状、教師データはどのように作成しているのかというと、エンジニアが一つひとつ手作業で「この画像のこの部分がトマト」といったように指定しています。ひとつのAIを作るためには、数万といったデータが必要なので、その大変さは想像に難くありません。この課題をFastLabelはテクノロジーで解決します。またFastLabel社はプロダクトをSaaSで提供するだけでなく、アノテーションの代行作業も実施。
これにより同社内でデータが蓄積され、さらにサービスのクオリティが上がっていきます。FastLabel社は今後、アノテーションだけでなく、AI全体の開発プロセスへの進出も目論んでいるようです。
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