2023.09.22 Monthly Pitch

助産師エコシステム「ジョサンシーズ」

渡邊愛子さん

サービス概要:助産師エコシステム「ジョサンシーズ」を提供するのは、Josan-she’sです。ジョサンシーズに登録している助産師と、助産師を必要とする家庭をマッチングすることで、産院ではできなかった産後ケアを各家庭に提供。産後ケアを助産師が提供するため、産院は入院日数の削減も可能となります。

ジョサンシーズの初期ターゲットは働く女性。産後1カ月未満で復職する人が多い昨今ですが、産後のお母さんたちを手厚くフォローすることで、早期の仕事復帰を可能とします。

Monthly Pitch編集部はココに注目:Josan-she’sを率いるのは、自身も10年以上助産師として活躍してきた渡邊さん。その渡邊さんは、「出産体験は半世紀前から変わっていない」と主張します。例えばお母さんは出産後、5〜7日間の入院期間中に、授乳や沐浴などの指導を助産師から受けなければなりません。それ以降助産師に会うのは2回の定期検診のみで、自力で母体の回復や子育てを始めます。これは祖父母や周囲の協力があってこそのスケジュールですが、現代に合ったものではありません。

他方で産院サイドはリソース不足に陥っています。産院の本来の役割は急性期分娩を安全にすることですが、退院後の産後ケアサービスが提供できていないために、産院では産後ケアにリソースが割かれる事態になっているのです。その結果、産後のお母さんたちは短期間に産後ケアを詰め込まれることとなり、十分なケアを受けられていません。

ジョサンシーズは、これら両者の課題を、マッチングにより解決していきます。

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