問い合わせフォームで商談日程・担当者を自動確定、商機を逃さない「immedio」
浜田 英揮さん
サービス概要:immedioが提供するのは、商談のとりこぼしをなくし受注を伸ばすリード商談化ツール「immedio」です。見込み客がimmedioのタグが入ったフォームから企業に問い合わせを送信すると、商談の候補日程が即座に表示され、見込み客がそれを選択すればすぐに商談日程を確定できます。名前やメアドも引き継いでおり、商談前のヒアリングも自動で完了。裏側ではimmedio独自のワークフローが動いており、顧客の属性によって商談の是非・担当者・面談方法を決定します。Salesforceと連動して既存顧客か否かの判定も可能です。すぐには予約しない顧客には、アンケートや日程調整リンクを自動で送る機能も備えています。
Monthly Pitch編集部はココに注目:商談の起点となるウェブからの問い合わせ。とはいえ、見込み顧客がウェブから問い合わせをしたからといって、すぐに企業から返答が来るわけではありません。顧客にできるのは待つことだけです。immedioの調査によれば、問い合わせから折り返しまでの平均リードタイムは3.5時間。タイミングを逃した折り返し電話の81%は不通に終わるそうです。
元々Sansanのインサイドセールス責任者だったimmedio代表の浜田さんは、優秀なメンバーの時間が空振り電話に取られることを、非常にもったいなく感じていました。その際に注目したのが、折り返しまでのリードタイムを5分以内にすれば接続率が3.5倍になるというデータ。それを実現すべく開発したのがimmedioです。immedioを導入した会社の中には、デモ依頼の商談化率が1.3倍になった例もあるのだとか。
immedioは他の領域への展開も進めています。例えばimmedio Formsでは、スマホやタブレットで展示会で得た名刺をスキャンして即時にそれをデータ化。法人番号や従業員数も自動で付与します。事前に設定したアンケートをすぐに名刺の連絡先に送信することで、温度感が高い見込み客にすぐに商談日程を提示できるというわけです。
現在はSaaSなどのBtoB企業を中心に顧客を開拓し、次は不動産や転職といったBtoCの領域を狙っているというimmedio。今後は日程調整ツールとして営業の予定を把握できることを活かし、AIを活用して営業生産性を向上させていく機能の開発も見込みます。