野原樹斗さん

サービス概要：fondiが提供する「fondi」は、メタバース空間の中で、世界中から集まる人々とアバターを介した音声のコミュニケーションを楽しめるアプリです。場所・時間・心理・金銭的コストが低いながらも実用的なコミュニケーションを通して英語が学べる場となっています。

直近ではChatGPTのAPIを利用し、対人の会話に向けた事前練習としてAIと会話練習ができる機能も実装。また観光地をメタバースの中に再現し、その中でロールプレイングを楽しめるような機能も提供しています。メタバースという性質やゲーム性を用いることで、また英語レベルに合わせてコンテンツを使い分けることで、ユーザーに合った英語習得ができる場としての魅力を高めています。

今後は、英会話教室やすでにカリキュラムをもつ外部事業者へfondiをプラットフォームとして開放。BtoBtoCモデルの展開も進めていきます。

Monthly Pitch編集部はココに注目：留学して英語を学んだ経験から「バーチャルで、留学をするような体験を通じて英語力を高めていくサービスを作りたい」と思い、fondiの開発に至ったfondi代表の野原さん。その思いどおり、fondiは日次の平均会話時間が45〜55分程度と、利用時間が長く、熱量高く利用されるサービスへと成長を遂げています。

またfondiのユーザーのほとんどは海外の方。利用者が多い国は、インドネシアを中心とした東南アジア、インドなどの中央アジアから北アフリカといった幅広い経済成長国です。「こういった国々では、自信をもって英語でコミュニケーションができるか否かが人生を左右するものの、英語を学ぶ金銭的コストが日本よりもはるかに高い」そう。こういった方々へ英語の学習機会を与えるfondiの今後に注目です。