管理栄養士とAIが伴走、生活習慣病患者の食行動変容を促すアプリ「eat+」
手嶋英津子さん
サービス概要:理想のカラダを一緒につくるパーソナル食事指導アプリ「eat+(イータス)」を開発するeatas。eat+は生活習慣病患者に対し、行動科学に基づいた行動変容のためのサポートを実施します。
eat+による食事サポートの特徴は、専属管理栄養士による伴走と、毎日の食事の可視化・数値化。徹底したパーソナライズをすることでユーザーに我慢や制限を強いることなく、食習慣を変えることを可能にしました。またeat+では「オペラント条件付け」と呼ばれる行動科学の報酬や罰の仕組みを応用し、管理栄養士をサポート。このアルゴリズムを使うことで、管理栄養士によるユーザーのサポート時間を1/3にすることに成功しました。
Monthly Pitch編集部はココに注目:eatas代表の手嶋さんは、20年間管理栄養士として働いた経験をもち、同時に食行動の研究・教育をしてきました。その知見を活かして開発しているのがeat+です。
現在、生活習慣病の患者数は国内に約3,700万人おり、その内70%以上が不健康な食事を摂っています。その理由は、そもそもどういった食事が自分にとっての正解かわからないから。eatasはこの問題を解決するため、食事・栄養のプロである栄養士のサポートが最適だと考えました。
とはいえ、管理栄養士の数は不足しています。また、生活習慣病をサポートする経験の場が限られていることから、管理栄養士による伴走スキルも十分ではありません。こういった課題を、AIと管理栄養士を掛け合わせることで解決するのがeat+です。
ユーザーからは「食習慣の質的変化を実感した」「eat+の寄り添いは他のサービスでは体験できないeat+独自のもの」というポジティブな声が届いています。eat+はクリニックや企業への導入も検討中です。