藤井智大さん

サービス概要

日本の名建築は世界中から注目を集めているものの、2015年以降、少なくとも189件の有形文化財が解体されています。とはいえ、名建築を海外の個人が収益物件化し運用しようとしても、多大な費用と手間がかかってしまう。この課題を解決するプラットフォームが「kessaku」です。名建築を自分の別邸兼宿泊施設として、ワンストップで所有・再生・運用できるようにします。

kessakuでは、個別の所有はもちろん、譲渡型賃貸や共同オーナー制など、様々な所有形態を外国オーナーに提供。建物を再生して運用できる状態にするために、リノベーションをパッケージ化してコストを抑え、名建築をROIの高い収益物件へと生まれ変わらせます。

Monthly Pitch編集部はココに注目

歴史ある名建築を、世界中の誰もが手軽に所有・利用・運用できるオルタナティブ資産化するkessaku社。全国に156万戸あると言われる古民家や名建築を、改修や所有、運営面からサポートし、宿泊施設としてマーケットプレイス化します。

日本の美しい文化の保護という観点や手間の少なさ、収益化できるという点に着目する海外の方は少なくないようです。事実、kessakuの初案件となった岡山県矢掛町の築約100年の邸宅は9,000万円弱で既に完売しています。

今後は、アジア太平洋地域で90兆円に届きそうなものの、国内では歴史的建物の宿泊施設が数千件も不足していると言われるヘリテージトラベル（歴史的価値のある観光資源への没入観光）への参入も計画中です。