村上 嘉一 さん

サービス概要

ジークスが運営するのは、患者個人と医師個人をマッチングするC2C型のオンライン診療プラットフォームです。患者は保険適用で夜間・休日関係なく在宅で受診でき、薬の受け取りまでサポート。医師には自宅で空いた時間にパソコン1台で働ける環境を提供しています。その第一弾として運営しているのが、小児科領域の「あんよ」です。

ジークスのプラットフォームでは、問診や既往歴といった診療前データ、診療中データ、実際に医師がどういった処方をしてどのようなカルテを書いたのかといった診療後データ、医師ごとのカルテの書き方の癖などのデータとAIを組み合わせ、医師の診療をサポートしています。その結果、医師の診療効率は上昇。医師の平均時給水準よりも高水準を出せるようになっています。

Monthly Pitch編集部はココに注目

ジークスのC2C型のオンライン診療プラットフォームでは「オンライン上で医師が開業できる体験」を重視しています。医師の顔や実名、専門分野、経歴、診療を受けた患者による評価が確認できるようなUI設計となっており、患者がオンライン上のかかりつけ医を探せるような体験を可能としました。チェーン店を中心に全国の薬局と連携し、30分以内で薬が受け取れる環境も用意しています。

現在は小児科領域で展開していますが、診療科は今後拡大していく方針です。実際に、2024年末〜2025年始にはインフルエンザが大流行していますが、家族へのクロスセルを実施しました。陽性者には薬を処方し、待ち時間は一般的な救急の5時間から30分以内と大幅な削減に成功しています。ジークスのオペレーションの仕組み自体を、対面診療へ提供することも計画中です。